こんにちは、じょーです。
盆休みが終わり、最終日の日曜日、サラリーマンは憂鬱な夜を過ごしたかと思います。
盆と正月明けの仕事場では、「休暇を長く取り過ぎたら、仕事に復帰するのに時間がかかるわー。」と言っている社員がいます。
昔からこの言葉には違和感があって、せっかく長期休暇でリフレッシュしたのなら、初日から普通に仕事ができそうなんですが・・・。
「休み明けのパフォーマンスは落ちますよ」アピール、学生の「テスト前日に寝てないわー」アピールと同じってとこですかね。
さて私はというと、盆休みは妻の実家でのんびりと過ごしました。
盆休みの予定
こんなテーマ誰も興味無いでしょうが、私の盆休みは2つ予定していました。
① 妻の実家に帰省。家族と庭のプールで遊ぶ
② 購入した戸建てのリフォームを仕上げて、賃貸募集する。
特に、戸建ては6月末に購入して、物件見学で遊んだものの、本格的にリフォームしておりません。
自分(+家族)でリフォームするという経験をしてみるんだ、と意気込んでおります。
ここは、早く仕上げなくては!!と思っていたので、盆休みで仕上げるつもりでした。
キッチンの壁を塗って、浴室の床にシート張って、襖や網戸を張り替えて、いくつかCFも張ろうかな・・・。
当初の予定では妻の実家を3日間、私一人でリフォームを4日間と決めていました。
何が自分にとって幸せなのか
妻の実家ではいつも快適に過ごさせて頂いており、上げ膳据え膳の生活でとてもありがたいです。
毎日が猛暑日だったので、プール遊びにぴったりでした。
タープの下にプールを設置し、冷たいシャワーを出しながら妻と娘と遊びました。
娘が寝たので、プールに浸かって高校野球を観ながら、ビールを飲んでいました。
ここで、ふと思ったんですよね。
「あ、今、幸せだ。」
同時に、「リフォームする為に一人で帰るのかー」、と思ってしまいました。
こういう幸せな毎日を過ごしたい為に不動産投資を始めたんですが、今それができている訳です。
それなら無理して、リフォームをするのはちょっと違うなと。
おそらく今無理してリフォーム頑張っても、1か月のお家賃(想定4万円)が早く手に入るだけ。
リフォームはまたできるじゃん!
今の幸せは、4万円出しても手に入れたい幸せでしょ!
と勝手に都合よく考えてしまいました。
お家賃が早く入っても、この幸せを手放すなんて僕にはできません。
漁師とコンサルタント
ここで思い出すのが、「漁師とコンサルタント」の話です。
メキシコの海岸沿いの小さな村を、アメリカ人エリートコンサルタントが訪れました。
波止場に止めてある漁師の船を見ると、黄色い背びれを持つ活きのいいマグロが獲れています。
そのアメリカ人コンサルタントはその船の漁師に尋ねます。
「その魚を釣り上げるのにどれくらいかかったのですか?」
メキシコ人漁師は答えます。
「数時間くらいかな。」
「なんでもっと長く海に残って、もっと魚を獲らないんですか?」
「家族が必要としている分があればそれでいいのさ。」
「では、仕事以外のときは何をして過ごしているんですか?」
「遅くまで寝て、魚を少しばかり獲って、子どもと遊び、妻のマリアと一緒にゆっくり昼寝をして、夕方頃には村に散歩に出て仲間たちとワイン片手にギターを弾いて楽しむね。本当に充実した毎日だよ。」
それを聞いて、コンサルタントは鼻で笑いながら言いました。
「私はハーバード大学を卒業してMBA(経営学修士)を取得したコンサルタントです。そこであなたに助言をしましょう。
まず、あなたはもっと漁をする時間を長く取るべきです。そして、大きな漁船を買ってください。そうすれば、もっと魚を取ることが出来て、さらに多くの船を買うことができますよ。最終的には大きな漁船団を手に入れることが出来るでしょう。」
「また、仲介業者を挟まずに獲れた魚は加工業者に直接出荷しましょう。最終的には自分の加工工場を作ることが出来るでしょう。製品、加工、流通に関してすべて自分でコントロールできるようになりますよ。」
「そしたら、こんな小さな漁村を離れてメキシコ・シティに移り、その後ロサンゼルスに、最終的にニューヨーク・シティへ進出するんです。あなたの大きくなった会社を経営できるようにね。」
それを聞いた漁師は、コンサルタントに聞きます。
「で、それはどれくらいかかるんだい?」
「15~20年くらいですかね。」
「じゃあ、その後は?」
コンサルタントは興奮気味に答えます。
「ここからが最高ですよ。あなたの会社を株式公開して、自社株を大々的に売り出すんです!あなたは巨万の富を手に入れ、一躍億万長者に成り上がるのです!」
「巨万の富か…それで、次は?」
コンサルタントは満面の笑みで答えます。
「そしたら、大金を持って早期リタイヤですよ!あなたの好きなことがなんでも出来るんです!遅くまで寝て、魚を少しばかり獲って、子どもと遊び、妻のマリアさんと一緒にゆっくり昼寝をして、夕方頃には村に散歩に出て仲間たちとワイン片手にギターを弾いて楽しんだりできるでしょうね!」
何とも皮肉というか、幸せって何だろうと考えるストーリーです。
コンサルが言うように、資産を作ってからリタイアする方が、金銭的な拘束が無く、より精神的に安定した余生を過ごせる気もします。ただそれまでに貴重な時間を費やしますが・・・。
自分の価値観で行動する
僕にとっての「価値」の一つに、「家族と幸せに過ごす」があります。
もちろん、資産を築いて(リフォームして早々にお家賃を頂く)から、家族と幸せに過ごしてもいいと思います。
人生には、自分の大切なもの、譲れないものが各々あるのではないでしょうか。
こういった抽象的な話には正解が無いので、個人によってどう行動するかが違ってくるのだと思います。
私にとっては、家族とプール>お家賃4万円、ただそれだけだったのです。
おかげで今回の盆休みは、ほぼ毎日プールで遊んでいました。
楽しかったなー♪
今度は大きなプールでも出して、滑り台を作ってみたいなー。
夢はどんどん広がります。
あなたの人生にとっての「価値」とは何ですか?
一度、プールに浸かりながらビールでも飲んで、考えてみてもいいかもしれません。
リフォームは、後日やるという事で・・・。
ではまた!
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