こんにちは、じょーです。
先日事故物件にあえて住む人がいる、という話を聞きました。
事故物件というと、心理的瑕疵、つまり室内で人が亡くなったという物件になります。
集合住宅で殺人や火災のニュースを見ると、大家さんの気持ちを考えてしまいます。
事故物件になると、家賃を減額する(通常家賃の1/3~半額)ので、霊感が無い人にとっては非常にお得な物件となります。
大量殺人を起こした例のアパートも、家賃の安さからか満室との事です。
【座間アパート9遺体事件】いまだ退去者はゼロ 入居者からは「住み続けたい」の声
大家をしていると、事故物件になる事だけは避けたいところです。
しかしある日、私の所有物件で死体が発見されました。
事故物件になる経緯
私所有の物件「東京サブリース2号」を購入して1年後、それはとある物件の見学を終えたばかりの帰りの車内で電話が入りました。
管理会社「もしもし、ジョーカワさんの物件の〇〇号室で死体が発見されました。」
ジョーカワ「!? どういうことですか?」
管理会社「借主さんに連絡がつかなかったので、警察と共に部屋に入りましたら、布団の上でお亡くなりになっていました。また後で連絡します。」
ジョーカワ「・・・。(何という事だ)」
数十分後
管理会社「お亡くなりになって数日経ったと思われますが、室内の様子からも、どうやら事件性は無い様子です。」
ジョーカワ「そうですか。こちらで何かできる事はありますか?」
管理会社「遺族の方と相談しますが、まずはこちらで対応しますのでまた相談させてください。」
実際のやり取りはもっとありますが、大体はこんな感じでした。
所有物件で死体が発見されたのは初めての経験だったので、どう対応したらいいか分からなかったです。
所有物件が事故物件に
その後、遺族の方と連絡が取れましたが、縁も切っており関わりたくないとの事で、遺留品はこちらで処分することになりました。(大家負担)
室内はもちろんリフォームと清掃を行いました。(大家負担)
もしかして・・・と思い、事故物件サイトを見ると、既に登録されていました。
おそらく救急車がアパートまで来たので、周辺に状況が伝わったのだと思います。
心臓発作による自然死として扱われたのですが、そのサイトでは変死と記載されました。
訂正や削除もできず、書く人間の主観で好きなように記載できるのは、サイトとして問題がありますよね。
事故物件になったその後
東京サブリース2号は、名前の如くサブリース契約でした。
通常の事故物件であれば、対象の部屋が家賃減額になるだけでなく、物件から退去される事があるので、その分募集が大変になります。
そして、事故物件サイトにも登録されたので、より募集には敏感になります。
しかし、今回はサブリース契約です。
何が起きようが、一定の家賃が振り込まれます。
事故物件になった後も、変わりなく家賃が振り込まれました。
ただ、遺留品処理と、リーフォーム・清掃の負担はありました。
事故物件になると心身ともにストレスがかかりますが、今回の件では特に大きなストレスはかかりませんでした。
その後、入居者も決まり、今では満室です。
サブリース契約内容を確認
東京サブリース2号の管理会社とは、サブリース契約しています。
その内容は、自主管理で得られるであろう家賃の85%ほどのサブリースとなっています。
通常の管理費が5%と考えると、15%でのサブリースであれば、許容範囲内だと思います。
そして契約年数は5年更新です。
昨年更新を迎えましたが、今後の5年間も同様の契約内容を提示されました。
サブリースの減額を提示されると思っており、新たに管理会社を探そうと思っていたので、意外でした。
東京都内といえども、狭小3点ユニットで事故物件となったので、管理するのは大変だと思います。(東京だとそうでもないのかな?)
それをサブリースで契約してもらえるので、何の心的ストレスもありません。
この物件を取得してから、もちろん入退去がたくさんありましたが、一定の家賃が毎月振り込まれる安心感はあります。
まとめ
昨今、問題視されているサブリース契約ですが、使いようによってはメリットもあります。
今回も事故物件になりましたが、サブリースの為、ストレス無く家賃収入が得られます。
不動産賃貸業でストレスが無いというのは、本当にありがたいです。
ライオンパレスや大西建託、西建コーポレーションなどで新築からサブリース契約を結び、10年後に家賃を大幅減額されて、ローン返済させないというストレスマックスで悪質なS行為とは絶対に契約してはいけません。
サブリースでも契約内容をしっかり見ておく事が重要ですね。
契約内容によっては、サブリースも選択肢の一つかなと思います。
ではまた。
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