こんにちは、じょーです。
先日、岡山に不動産投資家兼ファイナンシャルプランナーの波乗りニーノさんがお越しになり、セミナーを開催されました。
約6時間にわたる熱いご講演で、講演後には喉を潰され、最後には声が出なくなっていました。
内容が密でしたが、ご本人に承諾を得た上で、講演の内容をまとめてみました。
すごく為になることが多かったので、何回かに分けたいと思います。
波乗りニーノさんとは
波乗りニーノさんは大家界では超有名な方ですので、健美家の大家列伝やコラム、ブログを御覧ください。
元サラリーマンで、2007年より不動産投資を開始され、そこから10年でセミリタイアをされています。
現在アパート18棟115戸+戸建て7戸の大家さんで、年間家賃収入はセミリタイヤ時から2年経ちますが、倍増されております。
趣味は、サーフィン、スノーボード、ゴルフとの事ですが、個人的にはスターウォーズファンやお城好き、家族想いな点がすごく共感できました。
ニーノさんのセミナーの内容
ご本人も仰っていましたが、セミナーの内容は、人生観や生き方が8割で不動産投資ノウハウは2割くらいでした。
しかし、不動産投資を行う事は過程にすぎず、自分の人生、家族の人生にどう向き合って生きていくかを示されていたと思います。
そして、ところどころに出てくる不動産投資のノウハウが珠玉の内容でした。
以下に、まとめていきたいと想います。
投資家としての考え方
3万円の電化製品が、隣町で1万円で売られていたら、買いに行くでしょうか?
おそらくみなさん行くと思います。
では、300万円の車が、隣町で298万円で売られていたら、買いに行くでしょうか?
・・・。
・・・。
・・・。
行く人は少ないと思います。
3万円→1万円も、300万円→298万円も、同じ2万円引きです。
前者は買いに行き、後者は買いに行かないとすれば、投資家目線でそれは説明できるのかと問われました。
金額だけを見るなら、同じ2万円です。
もとの金額が小さいと数万円のインパクトは大きいが、もとの金額が大きければ数万円のインパクトは小さくなります。
感情的にお金の動きを判断するよりも、より冷静かつ客観的に物事を捉えないといけません。
何を言いたいかというと、人生を豊かにするためには、小さな買い物で節約するのではなく、大きな買い物で節約しましょう!ということです。
子供にマネーリテラシーを持たせる
ニーノさんの小学生の息子さんが「お小遣い5,000円欲しい」と言われた時、ニーノさんは「5,000円の作り方を一緒に考えよう」と言ったそうです。
そこで、息子さんはリップスティックというスケートボードみたいな乗り物を売ることを考えました。
フリマサイトで3,000円で出すと、なんと一晩で売れたそうです。
売れたと満面の笑みで話す息子さんに、ニーノさんは「落札平均価格が4,000円だった、1,000円損してるよ」、と伝えると息子さんはがっくりして笑みが消えてしまいました。
ここで、ニーノさんは「今1,000円損したけど、それは小さな失敗だからどんどん失敗しなさい。大人になって失敗するとそれは大きな失敗になりやすい。」と励ましました。
不動産の売買では、値付け間違いで数千万損する事もあるので、大人になってからの失敗は怖いです。
その後、息子さんは中古で安く売られているリップスティックを買い、それをフリマサイトで売りました。
また、ジャンク品を激安で買い、きれいに直して売りました。
学校でも、リップスティックをいらなくなった子から買い取り、それを売りました。
小遣いは5,000円と言っていたところ、10,000円ほどが小遣いとなりました。
別の話ですが、ニーノさんが子供と釣りに行った時のことです。
まず、一番釣れているおじさんに、釣り方を教えてもらったそうです。
だいたい釣りをしている人は暇にしているので、釣り方だけでなく仕掛けをくれたり、色々とアドバイスしてくれたそうです。
すると魚がバンバン釣れる訳です。
まわりは、釣れていない人がたくさんいます。
息子さんはニーノさんに言いました。
「なぜみんなおじさんに聞かないんだろうね。」
ニーノさんはこう答えました。
「みんな恥ずかしいからじゃないのかな。」
釣り方を知れば、魚はたくさん釣れます。
たくさん魚を釣りたければ、釣れている人に聞くのが一番です。
セミナーでは、これらエピソードを聞くことができて、とても嬉しかったです。
私もこのような教育を、子供にしていきたいです。
習うべき点は、2点。
お金が欲しいと言われた時、お金を渡すより、お金を作る方法を教えてあげる。
何かをしたい時、それをしていて成功している人に話を聞くのが、一番の近道である。
まだまだセミナーは始まったばかりですが、長くなってしまいましたね。
続きは次回にしたいと思います。
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